
お盆も過ぎ、8月も後半に突入しましたね。
暦の上では「立秋」も越えて少しずつ秋へシフトしています。
東京では昼間はうだるような暑さが続いていますが、
朝晩は少し秋らしい心地よい風を感じる日も増えてきました。
とは言え、秋服を試着する気にはまだ、なれませんが^^;
食材のラインナップも、これから少しずつ秋へとシフトしていく頃。
まだまだ美味しい夏の食材、旬が終わるまでにめいっぱい楽しみたいですね!
写真は、先日の集まりで大人気だった
トマトの新タマネギドレッシング和え。
トマトの本来の旬は実は「春」・・・ご存知でしたか?
ですが、
水分をたっぷり含み、暑い日に喉を潤してくれるトマトは
晩夏まで美味しく頂けることもあり、
最近では「夏野菜」の代表とされています。
豊富に含まれる「リコピン」は抗酸化作用が非常に高く
細胞の老化防止(アンチエイジング)に効果的です。
夏はお肌が厳しい紫外線にさらされますから、
カラダの中・細胞の奥からキレイを磨く食材が必要!
そのまま生で食べても美味しいトマトは、
安価で入手しやすいのでおススメです。
ザク切りにして、卵や牛肉、アスパラガスなどと一緒に
オリーブオイルで炒めると
残暑の疲労回復メニューとしてもおススメです!
また、鶏がらスープに春雨やネギと一緒に入れて
たっぷりの白ごまをまぶしたあったかスープにしても美味しい。
使い勝手がよく、栄養満点の美味しいトマト。
残暑のお疲れを上手に取り除くため、
キレイと健康を維持するため、毎日食べたい食材です!
様々な調理方法で楽しんで下さいね。
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大好きな夏野菜の一つ、「万願寺とうがらし」。
毎年夏に関西に帰省すると京都に立ち寄って注文して帰ります(笑)。
そう、万願寺唐辛子は“京野菜”の一つ。
15cm~20cmほどある大きなルックスはインパクト大!
とうがらしの仲間の中ではキング級の大きさ。
お味は、見た目のごつさからは想像がつかないくらい甘い。
種も少ないですし、肉厚で柔らかく、とっても食べやすい。

夏野菜の代表、ピーマンよりもビタミンCやビタミンAが多いんです。
ビタミンCは、夏バテ気味の体の免疫力を高めたり、
紫外線ダメージを受けたお肌の再生を助けてくれます。
ビタミンAは意外と乾燥しがちな夏のお肌を守ってくれたり、
粘膜を強くしてくれる働きがあります。
毎日でもとりたい大切なビタミン類。
旬の食材からしっかり補給しましょう!
ところで万願寺には緑色だけではなく、赤色もあるんですよ^^
赤い万願寺とうがらしは、緑の万願寺とうがらしに比べると
ほんのーり甘さが強いものが多い気がします。
赤色食材はカロテンを多く含んでいるので、
高い抗酸化作用で細胞の老化を防いでくれます。
美容と健康のために、毎日摂取したいですね。

さぁ、万願寺とうがらしと言えば、コレ。
関西人が大好きなちりめんじゃことの炒め煮。
(万願寺の代わりに、ししとうがらしでもよく作られます)
ひたひたのお出汁、薄口醤油、お酒、みりん、塩少々で
お鍋でコトコト、汁気がなくなるまで炒め煮に。
ごはんに合うので、夏バテで低下しがちな食欲を刺激してくれます。
カルシウムもたっぷり摂れるのでお子様にもおススメです!
冷蔵庫で数日保管できるので、夏の常備菜として是非お試しください^^

色白のゴーヤ・・・ゴーヤ?!
はい、これは「白ゴーヤ」と呼ばれる正真正銘のゴーヤ。
*「ゴーヤ」は「にがうり」「ツルレイシ」とも呼ばれます。
ゴーヤと言えば濃い緑色が定番なので、
真っ白なゴーヤを初めて見ると驚きますよね。
白ゴーヤは馴染み深い緑色のゴーヤに比べると
一般的に苦みが少なく、生でも食べやすいゴーヤです。
私はサラダや浅漬けにして頂きました^^
栄養素は色によってさほど大きな違いはありません。
ゴーヤには美肌の味方・ビタミンンCや
骨の形成を助けるビタミンKが特に豊富!
ビタミンKは血液の凝固作用にも関わっています。
「夏バテに良い」とされているのは、ゴーヤの苦み成分。
ククルビタシン類というフラボノイドの一種です。
(フラボノイドは植物に含まれる色素成分のこと)
この苦み成分が食欲を促進するとされ、
夏バテで食欲不振になった胃腸に刺激を与えるのです。
猛暑日とゲリラ豪雨で気温や湿度が
短期間でコロコロと変化するここ最近の気候・・・。
こんな時期はカラダの体温調整機能などを狂わせ、
体調不良を起こしやすいので要注意です。
食欲不振に陥りがちな方は
ゴーヤを食事に取り入れてみませんか?

ところで。
白ゴーヤの背後にちらっと見えているコースター。
これは「紅型(びんがた)」と呼ばれる染めの手法。
「紅型(びんがた)」とは沖縄の伝統的な染物のことで、
その歴史は500年以上も前からと言われています。
「紅」は伝統的で色鮮やかな染色全般を指し、
「型」は様々な模様を指すようです。
カラフルな色を組み合わせた独特の染法は
まさに太陽が似合う沖縄のイメージにピッタリですよね^^
紅型の小物が食卓にあるだけで、
南国の風がふわっと吹いてくる気がします。
夏休み、沖縄を旅する予定のある方は是非
沖縄料理はもちろん、沖縄の伝統工芸も楽しんできて下さいね^^

先日、父から届いたとても立派なスイカ。
知る人ぞ知る、高知県は夜須町で育てられた「金時スイカ」。
絶妙なシャリ感と素晴らしい甘みが絶品!!
スイカと言えば熊本県がメジャーですが
高知県にもこんなに素晴らしいスイカがあるのです。
ところでこの金時スイカ、両手で抱えても抱えきれないほどの大きさ。
その重さも想像以上・・・きっと7㎏はあったのでは?
人生初のぎっくり腰は何とか免れ、無事まな板へ(笑)。
一気に食べきれるサイズではなかったので、
半分は野菜室でしばし保管(もう、他の野菜はほぼ入らない)。
1/4はキューブ状に切り分けてタネを取り除いて冷凍庫へ。
1/4は写真のスイカゼリーに変身させました!
スイカと言えば、約90%が水分から出来ているので、
カラダの水分補給&クールダウンで熱中症対策にもピッタリ!
ニッポンの夏の風物詩?
縁側でスイカをかじってタネを飛ばす・・・
こんな昔ながらの風景は、猛暑の中で「涼」をとる理にかなった風景なんですね^^

もちろん、スイカの成分は水分だけではありません。
トマトに多く含まれていることで有名な
抗酸化作用の高い「リコピン」も含まれています。
カラダの余分な水分や老廃物の排泄を促進する
「カリウム」も多く含まれています。(特に皮付近に多い)
夏の熱中症対策・紫外線対策・水太り対策にも
スイカはおススメ食材なんですよ。
食べきれない場合は是非ゼリーにしてみて下さいね!
キューブ状に切って種を取り除いたスイカを容器に入れ、
ゼラチンや寒天を溶かしたゼリー液を注ぐだけ。
ポイントは、スイカの甘さによってゼリー液の甘さを調整すること!
自然の甘みを引き出すため、スイカをまず味見して糖度を確認しましょう。
スイカの甘みよりゼリー液の甘みが弱い方が美味しいです。
ゼリー液は使用するゼラチンや寒天のパッケージに記載されている
調理方法に従って作って下さいね。
ミントの葉を飾ればちょっとお洒落に見えて、
お客様にお出ししても喜ばれます♪
とっても簡単なので、スイカが食べきれない時には
是非スイカゼリーをお試し下さい。
黒蜜をかけても美味しいです^^
おいしく、楽しく、そして美しく!
これからやってくる夏を乗り切りましょう。

GW明けの週末はあっという間に過ぎ、
「連休ボケ」「連休疲れ」な~んて
もう言ってはいられない毎日が始まりました。
とはいえ、「五月病」という言葉があるくらいの5月。
何かと疲れやだるさが抜けきらない、やる気が出ない・・・
そんな方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、5~6月の初夏に最も美味しい
旬の「アスパラガス」とキレイの関係をご紹介。
アスパラガスには疲労回復効果のある
「アスパラギン酸」というアミノ酸の一種が含まれています。
連休疲れがなかなか取れない・・・という方、
仕事や育児で忙しく、毎日めまぐるしく過ぎていく…という方。
旬のアスパラガスを是非食卓に取り入れてみて下さい♪

日本でも多く栽培されているアスパラガスの原産は地中海。
大きく分けると「グリーンアスパラ」と「ホワイトアスパラ」があります。
グリーンアスパラは輸入物やハウス栽培も増え
比較的、通年入手しやすくなりました。
柔らかで香り高いホワイトアスパラは
ほぼ、5~6月頃の期間限定。
(缶詰は別ですが美味しさが全然違う・・・)
輸入物で有名なのは、やはりイタリア産でしょうか。
イタリア料理店では季節限定メニューでよく見かけますね^^
ホワイトアスパラは目が出る前に土をかぶせ
遮光して栽培するため、色素が薄く真っ白なのです。
上記の疲労回復効果が期待される「アスパラギン酸」は
ホワイトアスパラよりもグリーンアスパラの方に多い。
最近では「紫アスパラ」なるものも流通していますが、
まだまだ珍しいので、なかなか目にすることは難しい・・・。
私たちが感じる心身の「疲れ」は
「乳酸」という疲労物質が体内に溜まる事が原因。
アスパラギン酸はこの乳酸を早く燃焼し、エネルギーに変換。
乳酸の溜まりすぎを防いでくれるため、
神経や筋肉の「疲労感」を感じることが少なくなるのです。
アスパラガスには他にも、
・貧血防止や細胞分裂に不可欠な「葉酸」
・骨の健康に不可欠なビタミンK
・抗酸化作用の高いビタミンA
・整腸作用の高い食物繊維
など、様々な栄養素が含まれています。
アスパラガスは疲労回復作用はもちろん、
毎日のキレイ&健康作りにおススメの旬の食材。
美味しい旬の食材、毎日楽しみましょう!