
色白のゴーヤ・・・ゴーヤ?!
はい、これは「白ゴーヤ」と呼ばれる正真正銘のゴーヤ。
*「ゴーヤ」は「にがうり」「ツルレイシ」とも呼ばれます。
ゴーヤと言えば濃い緑色が定番なので、
真っ白なゴーヤを初めて見ると驚きますよね。
白ゴーヤは馴染み深い緑色のゴーヤに比べると
一般的に苦みが少なく、生でも食べやすいゴーヤです。
私はサラダや浅漬けにして頂きました^^
栄養素は色によってさほど大きな違いはありません。
ゴーヤには美肌の味方・ビタミンンCや
骨の形成を助けるビタミンKが特に豊富!
ビタミンKは血液の凝固作用にも関わっています。
「夏バテに良い」とされているのは、ゴーヤの苦み成分。
ククルビタシン類というフラボノイドの一種です。
(フラボノイドは植物に含まれる色素成分のこと)
この苦み成分が食欲を促進するとされ、
夏バテで食欲不振になった胃腸に刺激を与えるのです。
猛暑日とゲリラ豪雨で気温や湿度が
短期間でコロコロと変化するここ最近の気候・・・。
こんな時期はカラダの体温調整機能などを狂わせ、
体調不良を起こしやすいので要注意です。
食欲不振に陥りがちな方は
ゴーヤを食事に取り入れてみませんか?

ところで。
白ゴーヤの背後にちらっと見えているコースター。
これは「紅型(びんがた)」と呼ばれる染めの手法。
「紅型(びんがた)」とは沖縄の伝統的な染物のことで、
その歴史は500年以上も前からと言われています。
「紅」は伝統的で色鮮やかな染色全般を指し、
「型」は様々な模様を指すようです。
カラフルな色を組み合わせた独特の染法は
まさに太陽が似合う沖縄のイメージにピッタリですよね^^
紅型の小物が食卓にあるだけで、
南国の風がふわっと吹いてくる気がします。
夏休み、沖縄を旅する予定のある方は是非
沖縄料理はもちろん、沖縄の伝統工芸も楽しんできて下さいね^^

あんず。
「杏」とも「杏子」とも書きますね。
その名前も色も形も、なんだか可愛い。
青梅が男の子だとしたら、
あんずは女の子・・・そんな気がするのは私だけ(笑)?
今日は旬のあんずで贅沢にあんず酒を。
あんずの旬はとても短く、6月下旬から7月中旬頃まで。
青森県や長野県のものが主流です。
(今日は長野県産のものをGET!)
ハリがありツヤツヤと美しい橙色のあんずを見つけたら即買い!ですよ。

あんずにはβカロテンが豊富に含まれています。
βカロテンとは、赤・黄・橙色の食材や緑黄色野菜に多く含まれている
カロテノイドの一種で高抗酸化作用のある天然の色素成分。
細胞老化の基となる活性酸素の過剰な働きを抑えてくれるのが
「抗酸化力」なので、キレイを磨くには必要不可欠です。

水に漬けてやさしく洗ったあんずは、
竹串などでヘタを取り、水分をやさしく拭き取ります。
そのあと5~6か所穴をあけておくとあんずエキスが出やすい。
そう、基本的に梅酒作りと一緒です^^
消毒済みのガラス容器(密閉性の高いもの)を用意し、
氷砂糖とあんずを交互にそっと入れていきます。
分量は氷砂糖(5):あんず(8)くらいで作りますが、
お好みの甘さで氷砂糖の量は調整を。
砂糖は少なすぎると長期保存に向かずNG!

アルコール度数35度以上の好みの蒸留酒を注ぎ、
後は3~4ヶ月間、冷暗所で寝かせます。
今回、私はドライジンで漬けました。
あんずは3~4ヶ月したら取り除きます。
(梅酒と違うのはここですね~)
取り除いた後のあんずはジャムやゼリーにすると美味しい。
その後お酒をさらしなどで濾し、更に1ヶ月ほど寝かせます。
もちろんすぐ飲めますが、私はちょっと寝かせた方が美味しい気が・・・
あっという間に短い旬が終わってしまう、あんず。
見かけたら是非あんず酒、作ってみて下さい。
今から待ち遠しい食欲の秋には
ちょうど解禁、美味しく頂けますよ(笑)。

美味しい夏野菜のひとつ、茄子。
九州地方の長~い長茄子、高知の大きな米茄子、
大阪の瑞々しい水茄子、京都の肉厚な賀茂茄子・・・
なすと言ってもその種類は様々。
料理や調理方法によって使い分けます。
ごくごく普通の茄子(小茄子)を使って、私は手作りしば漬けを。
先日ご紹介した「梅酢」が大活躍!
*「梅酢」=梅干しをつける前に1ヶ月ほど塩漬けにしていると出てくるしょっぱ旨い赤紫の液体。

こんな風に、くし切りした茄子を梅酢に浸し、
感などの重しを置いて1~2日間冷蔵庫で置きます。
(もちろん数時間だけでもさっぱり味で美味しい!)
しば漬けと言えば、帰省の際に時間があれば
京都のお気に入りのお漬物やさんでいつも購入。
・・・なのですが、折角「梅酢」があるんですもの。
この夏は手作りの味を楽しむことに^^
赤紫蘇のキレイな色と梅の香りがほんのり。

なすの皮部分、キレイな紺紫には抗酸化作用の高い
色素成分アントシアニンの一種、「ナスニン」が豊富。
紫外線ダメージが気になる夏にはピッタリですね。
夏は意外と「水太り」と呼ばれるむくみが気になりますが
茄子には、むくみを解消するカリウムも多く含まれています。
ほとんどが水分…と思われがちな茄子ですが、水分以外にも
夏にピッタリな栄養素がちゃんと含まれているのです。
この夏は酷暑が続きそう。
水分・塩分が不足しがち、かつ、
水分・塩分のバランスが崩れがち。
最近は「塩分が高い」というイメージだけで
お漬物を好んで食べない方も多いと聞きます。
旬の食材を手軽に美味しく頂ける
日本の伝統的な家庭料理、お漬物。
適度な塩分と水分を気軽に補給できるお漬物、
毎日食事に取り入れてみませんか?
夏野菜を美味しく楽しみながら、この夏も
体の中から“キレイ”を磨いていきましょう!

梅雨明けと同時に、天日干しにしていた梅干し。
昨年は引越が控えていたのもあり、作りませんでした。
その分、今年は梅酒も梅干しもどーん!と作るコトに^^
塩漬けにしていた完熟梅を、
お外で干しザルに広げて3日間。
先日、梅酢にくぐらせホーロー容器で保管。
赤紫蘇の塩漬けで覆うように蓋をして6カ月ほど寝かせます。
少しづつ塩のカドが取れて、年明け頃には美味しくなっている予定。
梅は豊富なクエン酸で夏バテにもおススメ。
毎日1個は食べたいですね。

赤紫蘇は梅干し用に半分、紫蘇ジュース用に半分。
煮出して、お砂糖とお酢と併せて冷やします。
ソーダや冷やした水で割って、毎日クイっと飲むのが習慣。
紫蘇ジュースに目覚めたのは、小豆島の大好きなお宿
「ひしおでもてなす・島宿 真里」さんで夏の朝食時に
手作り紫蘇ジュースを頂いてから。
(もう、かれこれ6年前・・・?)
暑い日に飲んだ時の爽快さと美味しさに一瞬でトリコに。
冷暗所で清潔に保管すれば1年近く保存出来ます。
赤紫蘇は抗酸化作用が高いので、
日焼けが気になるお肌のメンテナンスにもおススメ食材です!

完熟梅を天日干しする前に塩漬けしていていると
出てくるキレイなカシス色の液体、「梅酢」。
こちらは「調味料」として活用しています。
(捨てるなんてもったいない!)
何を作っているか、それはまた次回に・・・

7月もあっという間に1週間が過ぎ、今日は七夕。
関東地方も先日梅雨明けを迎えたようで(いつの間に?)
今日はうだるような熱気の東京でした…う~ん、バテそう*_*
前回、熱中症対策にもおススメの“スイカのゼリー”を紹介しました。
あのスイカがあまりにも大きすぎてゼリーにしても食べきれず(笑)、
一部をカットして種を取り除き、冷凍庫へ。
そのスイカを今回はスムージーに変身!
牛乳・ヨーグルトと合わせると、
やさしいピンク色のまるでイチゴミルクのような表情に。
これがまた美味しいんです。
暑い日に家に帰ってきてこれを飲むと、
火照っていたカラダを優しくクールダウンしてくれます。
思わずほほが緩む、やさしい甘さも飽きません。
スイカが余った時は是非お試しください^^
◆スイカのスムージー
<材 料>
・スイカ 片手にのるくらい
・牛乳 150ml
・プレーンヨーグルト 50ml
*スイカの甘みが弱い場合はハチミツ大1を加える
<作り方>
①スイカ(生でも冷凍でもOK)を3cm各位にカットし、種を取り除く。
②ミキサーに①のスイカと残りの材料を入れる
③優しいピンク色になるまでよく混ぜる
スイカの糖度とミネラル、乳製品のカルシウムで栄養満点!
これから暑さが厳しくなってきます。
旬を満喫しながら楽しく・美味しく水分分補給をしっかり行い、
熱中症に負けない元気な体を維持しましょう。